トップページ > ニュース > 原水協通信 草の根2009年5月号

2010年核不拡散条約(NPT)再検討会議をめざして

あいち平和行進の日程決まる

いよいよ平和行進がはじまります。 愛知でも行進スケジュールが決まり、各地域実行委員会を主体に準備が進められています。また、団体の方でも、ステッカーやカラーリーフを活用しながら、日程に併せて参加の呼びかけが始まっています。

1958年に開始された平和行進は今年で52年目を迎えます。「歩く」という行動が、市民の共感を広げ、100万人の参加へと広がった第1回平和行進の原点にたちながら、愛知の平和行進は元気の出る、創意と工夫が持ち寄られる内容にしようと、愛友会、めいきん生協、みかわ市民生協、愛知作業所連絡会、うたごえ協議会などと、愛知県原水協に参加・協力する諸団体が「あいち平和行進」として県内を歩きます。今年の平和行進は、2010年核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて、「核兵器のない世界を」の声を県内各地に大きく響かせるとともに、非核三原則と戦争放棄の憲法9条を守る世論を高めることを目的としています。

今年も私立桜丘高校(豊橋)に灯されている「原爆の火」から分火し、12日間灯し続けます。また、10万羽の折鶴作り、全自治体での原爆展の開催要請、静岡から引き継ぐ5月31日引継ぎ集会を“被爆者の願い実現集会”と位置づけるなど計画中です。

一人でも多くの県民市民のみなさんが参加できるよう、よびかけを広げましょう。

2009年あいち平和行進スローガン

麻生首相!唯一の被爆国の首相として政治決断を!

昨年4月から「新しい審査の方針」に基づく認定が始まりました。これによりそれまで爆心地から2キロ以内での直接被爆以外は認められなかった認定が、3.5キロと広がり、入市被爆者も認められることになりました。しかし、これは集団訴訟では裁判所が認定と認めながら「新しい審査の基準」ではなお認定されないという矛盾を抱えたままの形式的な制度にすぎません。原爆症認定集団訴訟が始まって6年、被爆者原告306名のうち、既に66名が亡くなっています。さらに問題なことは、現在認定申請を行っても審査が行われず放置されている被爆者が8000名を超えている事です。

■集団訴訟では、なんと国は16連敗!

司法の判断では、厚労省の審査方法を断罪し、ピカっと爆発した時の放射線だけではなく、残留放射線の影響は軽視できない、一人一人の被爆者の病気を総合的に判断するべきという流れが定着し、3月に行われた、千葉・東京高裁、広島地裁・第2グループ、高知地裁の判決も含め、国は16連敗しています。

国は、5月に判決が予定されている大阪高裁、東京高裁の結果をみて、基準の改定を含む解決を図りたいとしています。集団訴訟の一括解決、原告の全員救済、認定基準の被爆実態にあわせた改定をめざす運動に是非力をお貸しください。

■今年の5月までに出される判決

河村建男官房長官は、「東京高裁判決が解決のタイムリミット」と発言!  5月の相次ぐ判決を契機に一気に政治解決を迫りましょう!

○大阪高裁5月15日 午後 2時
○東京高裁5月28日 午前10時

■今後のスケジュール

5月15日(金)大阪第2次訴訟・高裁判決
  16日(土)12:00-13:00 名古屋市中区栄バスターミナル前
        被爆者の願い実現「春を呼ぶ」行動 PartⅣ
  26日(火)~29日(金)第一次厚労省前テント座り込み
  28日(木)東京第1次訴訟・高裁判決(10:00、東京高裁)
        全国集会(星陵会館・東京、15:00-17:00)400人規模

地球まるごとの幸せ実行委員会が“私にもできる核兵器廃絶”とつどいを開催

〈めいきん生協ほか〉

4月4日(土)本山生協文化会館にて、愛友会とめいきん生協・みかわ市民生協が共催して、“私にもできる核兵器廃絶”と銘打ってつどいが開催されました。企画は、“日本の草の根パワーで核兵器の廃絶を”というテーマで、スティーブン・リーパー氏(広島平和文化センター理事長)の講演会と被爆体験絵画展やバザーなどを中心としたもの。

リーパー氏は、国連の報告では中東地域の国々で核兵器をもつことが視野に入っていることなど核拡散の危険が今までになく広がっていることを強調。こうした中で、地球温暖化、貧困が広がるもと、真っ先にやるべきことは、膨大な資金を費やして開発・維持されている核兵器を廃絶することだと力説。具体的に核保有国8カ国がやめる決意をすれば可能であり、そのために、世界で唯一の核戦争を体験している日本が果たすべき役割は大きいし、米国は日本が真剣に迫れば、逃げおおせないはず。そのために、いま、地球まるごとの幸せをつかむために、みんなが行動するときと話されました。その他、道上昭雄さんからワシントンでの被爆体験報告、みかわ市民生協、めいきん生協の方から発言が行われました。中でも、めいきん生協は、2010年NPT再検討会議に3名の希望者が生まれ、世界大会と平和市長会議が呼びかける2つの署名を取り組む方向で準備されていることが報告されました。

NATO反戦集会、フランス(4/1~8)に行ってきました

【のりこさんレポート】

4/3~4、米欧の軍事同盟・北大西洋条約機構創設60周年記念の首脳会議がオバマ氏を迎えてドイツとフランスの共催で行われました。これに対して【戦争ノー!NATOノー!】の集会が、フランスとドイツの平和運動を中心にして、史上初・全ヨーロッパ規模で開催され、3万人が集まりました。日本からは日米軍事同盟に反対している山梨(北富士演習場)、広島(岩国基地)、沖縄(辺野古新基地移転)の代表や、反核・平和運動をしているメンバー13名で参加しました。私は、いつものことながら「よくわからないけど、何か面白そう!」という、興味本位での参加でした。(以下、集会の様子と署名の取り組みに絞って紹介します)

5日、反戦集会。出会うと「昨日はどうだった?」(4日は暴力集団が乱入して中止となったため)が朝の挨拶がわり。いろいろ大変だった模様の意見交換を一頻り。日本の年配の方たちは「安保を思い出すなぁ」「フランスの今後の課題だね」と言っておられました。私たちもよく"思想・信条を超えて核兵器廃絶の(9条をまもる)一点で共同する"と言いますが、そのなかにある危険を垣間見たのでした。

さてさて反戦集会の第一スピーカーは、原水協代表の土田さん。NATOノーに連帯し、日米軍事同盟の実態とその戦いを紹介した上で、「米大統領が核兵器廃絶を言っている今がチャンス!2010年NPT再検討会議へ向けて“核兵器のない世界を”の署名を世界中で集めましよう」と呼びかけました。通訳の方が「署名用紙回しても良いと思いますよ」というので、早速回覧。集会に集まったメンバーからはほとんどもれなく集めることができました。

6日、観光に出掛ける前。昨日までに集まった署名は770筆(署名用紙が埋まっているもの)+埋まってない署名21筆のため、あと9筆で800筆。「よし、出発前に駅前でやろうよ!」と、東京原水協からきた同室の方と二人、ホテルの前の電車に乗る人に“ハロー!”と声を掛けて11筆集め、達成!署名をしてくれた人も、してくれなかった人も、署名の内容をよく読んで判断されるのには感心もし、たとえしてくれなくても、見てもらったことに意義があると思いました。

そして、晴れ晴れとした気持ちで観光へ。ゆったりとしたフランスの田舎、歴史的建造物、映画のセットのような町並み…。地理も歴史もわかっていたらもっと大きな収穫があったでしょうが、私なりに大満足の観光でした。お世話になった皆さんに感謝!(瀬戸反核センター・田中)