トップページ > ニュース > 原水協通信 草の根2011年10月号

核兵器禁止条約の交渉開始の流れを確かなものにするため

今こそ「核兵器全面禁止のアピール」署名を!

秋の国連総会と来年5月のNPT再検討会議準備委員会を前に、原水爆禁止2011年世界大会は、これまでの国際合意の実行、とりわけ核兵器禁止条約の交渉開始を求める流れを確かなものとし、いっそう加速させていくために「核兵器全面禁止のアピール」署名の発展、国連など諸国政府との共同の前進など、内外での運動の前進方向を示しました。

愛知県原水協では、沢田理事長にDVDを使って世界大会の中心点をお話しいただき、各加盟団体・地域原水協では、参加者を中心に報告会を開催し、6・9行動を成功させ、地域の行事や秋まつり、原発学習会など、10月の国連要請行動に向けて署名を集めようと理事会で意志統一しました。
自治労連・愛商連・愛高教・新婦人・青年をはじめ、豊橋・岡崎・半田・春日井・瀬戸・犬山・・・などあちこちで報告会が開催され、西尾では報告集も出されています。6・9行動は愛知県原水協も栄で取り組み、瀬戸では《せとものまつり》で23人が参加して朝の9時から15時半までロングラン宣伝で319筆を集めました。年金者組合・福祉保育労・守山、フィリピンに旅行した平和委員会の人からは英語版の署名、賛同を寄せていただいた著名人の方では医師・詩人など、また夫が亡くなったからと妻が近所の方から集めたという貴重な署名、ノーベル賞受賞の益川さんからは自筆のお手紙付きで二度にわたって39筆・・・と沢山の方々から署名が届いています。

学生はこの間大須でボール投票・署名宣伝を行い、国連参加予定の学生を中心に各団体をまわり、カンパ集めにも取り組んでいます。 しかし、まだ目標の10万筆の約半分程度しか集まっていません。

今月は国連軍縮週間の月でもあり、6・9行動含め、さわやかな秋ならではの特別の行動も検討し、原発反対やちひろカレンダー普及の取り組みと共に、飛躍的に署名を集めましょう!

被爆体験聞き撮りプロジェクト

8月28日に平和委員会青年学生部で聞き撮りプロジェクト(ききプロ)を行いました。久々となる開催で、16名が参加しました。

はじめに愛知県原水協副理事長の横江さんより、被爆者の方が年々亡くなられて行く中で、被爆体験を知らない世代に被爆体験を伝えていくこと、被爆者の想いを繋げていくことが求められているとの想いが話されました。
その後は2つのグループに分かれて4人の方から被爆体験を伺いました。私がいたグループでは、初めて被爆体験を話されるという方から体験を伺うことができました。被爆体験は、被爆者の方一人ひとりが違う体験をされていること、また、後世にこの体験を伝えなければと思われている被爆者の方の想いを、私たち若い世代が受け取る必要があると強く感じました。お二人目の被爆者の方からは、直接被爆や入市被爆とは違い、被爆者と言われる人々の中でも一番置き去りにされてしまっている存在だという胎児性被爆についてお話を伺いました。核兵器がどれだけ広範に、長期間に渡って人間の「生」に影響を与えているのかということをあらためて考えさせられました。

人間の「生」を大切にする社会と核兵器をなくしていく運動は一体のものだと感じました。一人ひとりの体験と想いに向き合うききプロを通じて、私たちのような若い世代が一人ひとりの被爆者の方とともに核兵器をなくしていく取り組みをいっそう広く強くつなげていきたいと思います。        (丹羽史架)



世界大会報告会 in 岡崎

8月24日(水)夜、岡崎セキレイホールで岡崎の報告会が開かれました。会場はほぼ満席、二十名の方が参加しました。

世界大会に初めて参加した新婦人の八田和代さんはB紙に写真をはって報告。「私の両親は名前に願いをこめました。平「和」な時「代」になるようにと。それだけに私の平和への関心は強く、高校修学旅行は広島だったので、長崎はかねてからの念願でもあり、動く分科会の遺跡見学は大変心に残りました」。
年金者組合の渡辺博子さんも写真や資料をB紙にはり報告を始めました。「世界大会の開会総会、閉会総会とも若い方たちの参加でムンムンでした。動く分科会で佐世保基地の調査活動に参加しました。説明を聞けば聞くほど怒りがわいてきました。また総会ではグアムの女性が発言しました。『アメリカは日本政府との間で米海兵隊八千人を沖縄からグアムへ移転する合意を結びました。グアムには一切相談はありませんでした。日本政府はグアムへの基地移転費用の負担分の支払いをすでに始めています。日本のみなさん、反対してください』」。

報告会ではこの夏の平和行進や「平和の鐘」や「岡崎空襲と戦争展」の報告、交流も行われました。参加者から「このような報告会をもっともっと多くの方に参加してもらえるようにしないと」。
九月の定例の六九行動には渡辺博子さんも加わりました。  (岡崎・額田地域原水協 杉田隆志)



   

世界大会報告会 in 春日井

2011年原水爆禁止春日井報告会は、8月27日レディヤンかすがいで9団体25名が参加し開かれました。

今年の世界大会では福島原発事故に「連帯」して活動する方向が核兵器廃絶運動と合わせて進められることが決められました。このことは地域での報告会が例年に増して重要な位置づけにありました。
春日井報告会では報告会内容を役員会で検討し、第一部でドキュメンタリーDVD「チェルノブイリ」を鑑賞し原発事故の恐ろしさを知る。第二部で世界大会のポイントを学ぶ、そして交流することにしました。

第一部のDVDを観た参加者からは、「放射能事故が、続いている事にびっくりした」と感想が述べられました。
第二部では、春日井報告会は初めての嶺村県原水協事務局長が、世界大会の内容を纏めたDVDを使い「核廃絶の運動が国連の場で、具体的になっている。日本の役割は重要」と力説。そして「原発事故に対しては、連帯して行動することが国際宣言にも盛られた」とポイントを解説、報告しました。
続いて春日井平和委員会の赤塚さんが、基地撤去の分科会の報告を行いました。赤塚さんは、日本の基地が、沖縄をはじめ全ての基地が強化されていること、そしてその根本に安保条約があることを指摘し、小牧基地も例外でないと強調しました。これらの報告のあと交流に移り、春日井が平和市長会議に参画したので、平和行政の要求を積極的に出すことが大切など話し合い、佐藤新婦人支部長の閉会挨拶で報告会は終了しました。(春日井ピースジャーナルより)



草ノート

草ノート 9月20日(火)~23日(金)日本原水協互助会の韓国ツアーに参加した。

常任理事会後深夜に到着した金浦空港は活気に満ち、地下鉄内は若者で賑やかしく、到着したユースホステルはリニューアル直後で美しく、三泊5,000円という破格の施設。翌日向かったのは北朝鮮に一番近い江華島(かんふぁんど)通訳は14年前山口から「お嫁に来た」というかずよさん。展望台からの北朝鮮一望は衝撃!本当に手が届きそうな位置にもかかわらず、厳重に有刺鉄線が張り巡らされ、その地域への出入りには軍のチェックがあり、要所要所に見張り台がある。こちら側には田んぼに稲が実りコスモスが咲き、木々がしげっているというのに、向こうに見える島はほとんど灰色の岩や土がむき出しの山々、双眼鏡で見るとかすかに人の姿が見えるが建物は最近までは人が住まず、見せかけのための建物であったという。 こちらの村の7割が北朝鮮に家族がいて引き裂かれている人達で、南北統一を願い、みんなで助け合おうと、地域共同体を結成し地産地消の食堂を経営していた。私たちはそこに案内され、昼も夜も韓国の家庭料理をいただき、そこで平和運動家や地域の人達と交流し、肩を組んで《原爆許すまじ》や《ありらん》を熱唱した。

翌日は地下鉄を乗り継いで行き、韓国被爆者の会の方々との交流会。たまたま広島にいたばかりに被爆してしまった方の体験や、核兵器をなくすために一緒に頑張りましょうとのご挨拶や接待に感激で胸がいっぱいでした。 途中地下鉄内で酔っぱらいが若者に執拗にからんでいたり、おばちゃん達が乗り込んできてエレベーターから降りられなかったり、おじちゃんが怒ってるようでも近道を教えてくれたり、偶然民族舞踊が見られたり・・・と思いがけない体験もできた。

初めての韓国、エネルギッシュな人々に韓国の急成長と歴史を感じ、ここにも世界平和を願い日々奮闘する人達がいることに熱い確信と明日からのパワーを吸収したツアーでした。(嶺)