トップページ > ニュース > 原水協通信 草の根2012年3月号

核兵器廃絶に扉を開く ビキニデーからウィーンへ!

被災58年3・1ビキニデー開催・愛知から130人が参加

2月28日~3月1日、2012年3・1ビキニデーが静岡市と焼津市で開催されました。
全国から1800人、愛知県からは130人が参加しました。
2月28日は静岡グランシップで、国際交流フォーラム・海外代表歓迎レセプション、29日は日本原水協全国集会・全体集会と、分科会・ビキニ水爆被災事件の全容解明をめざす研究交流集会、3月1日は献花墓参平和行進・故久保山愛吉氏墓前祭・焼津市文化センターで被災58年2012年3・1ビキニデー集会が行われました。
国際フォーラムでは、アメリカフレンズ奉仕委員会のジョセフ・ガーソン氏と、韓国平和ネットワーク代表チョン・ウクシク氏と、「われらグアム人」会員リービン・カマチョ氏と、日本原水協事務局次長土田弥生氏をパネリストに問題提起。160人の参加者からは地域の取り組みなどの発言があり、核兵器のない世界はゆるぎない流れとなり、いっそう発展させようと確認しました。
日本原水協全国集会では、各地域の取り組みが報告され、愛知県からは嶺村事務局長が、横断幕を持った愛知県代表団をバックに「世界の息吹をウィーンで」と発言。署名運動の交流・被爆の実相の普及・被災地支援・原発からの撤退等をテーマに、八つの分科会が行われました。
墓参行進には僧侶とともに、参加者はバラの花を持ったり、プラカードやフラッグなど思い思いの表現で、ゆっくりと1時間ほど歩き、墓前祭に参加。
ビキニデー集会では焼津市長の挨拶・広島、長崎市長のメッセージの紹介、安斎育郎世界大会議長団による基調報告、文化企画としてフルート演奏、ビキニ被災者大石又七さん・浄土宗住職の発言、知立市の方からの募金によって実現した福島農民連への放射線測定器(目録)贈呈、リレートーク、アピールの採択、全員合唱で終了しました。
アピールでは、「2010年のNPT再検討会議の合意を現実に移すため、核兵器禁止条約の交渉開始の実際に踏み出すことが求められている今こそ、世界でただ一つ原爆被害を体験した国民の運動として、国際社会にも日本国民にも核兵器廃絶を発信し、2012年を核兵器のない世界の扉をひらく年とするため、新たな行動に踏みだそう」と呼びかけました。
当面の行動として、①原爆展を軸に地域ぐるみの署名を、②日本政府に被爆国にふさわしい役割を果たさせること、③核被害の克服・原発ゼロ・平和・基地など国民的な連帯を発展させること、の三つを提起しました。
帰りのバスでは集会での感想を出し合い、勇気と感動が大きく広がり、今後の運動への期待と決意がふくらみました。



未来を開く草の根の運動に確信

2012年県原水協定期総会開催する

2012年愛知県原水協の定期総会が2月19日、民主会館で開催されました。
13団体16地域5協力団体・個人を含め55名が参加しました。

■高草木氏の講演、世界の動きに確信を深める■

午前中は、高草木博氏(日本原水協代表理事)による記念講演が行われました。テーマは「核兵器のない世界へ…未来を開く草の根の行動」。世界の流れが核兵器全面禁止条約を求めて大きく動いている事と、日本の草の根の平和運動が大きな役割を果たして情勢を切り開いてきた事が話されました。
岡崎額田原水協の杉田さんは感想で「やっぱり、(高草木さんは)いろいろな場面でその場にいたという事からの説得力はすごいなと感じた。改めて、核兵器廃絶の到達点の重みを実感した」と述べていました。
また、「核兵器廃絶に向けて前進してきた内容を詳しく知り、涙が出た」という方もいました。

■総会…討論の手が次々にあがる。15人が発言■

午後の総会では、黙祷に始まり、沢田昭二理事長のあいさつと愛友会の田村卓也理事長の連帯挨拶ののち、嶺村事務局長から運動方針の提案、吉良財政部長より決算・予算の提案が行われて質疑、討論が行われ次々と積極的な発言がありました。
愛西原水協の代表は、行政との関係を深め、市町村合併後、非核都市宣言を行った経験が話されました。
豊橋・田原原水協の代表は、田原市長が平和市長会議に参加した事やコミュニティーFMの番組の活用、老人クラブとも共同して活動している経験が語られました。
緑区原水協の代表は、6・9行動をお昼にやる事で参加者を増やしている経験を語りました。
愛友会の代表は、被爆者認定裁判についての支援を訴えました。
また、財政提案の中の「賛助会員」の扱いについて、いくつか質問や意見も出されました。
その他多くの発言が行われ、合計15人の発言でした。
嶺村事務局長は「まとめ」の中で、今後、署名を軸に県と地域が協力して元気よく運動をすすめよう、当面は、3・1ビキニデーを成功させ、4月以降「原爆展」を全ての自治体で開催しようと訴え、方針案と新役員を拍手で採択、終了しました。



愛西市原水協総会 署名運動の変化に確信

2月18日、原水爆禁止愛西市地区協議会(濱崎裕功理事長)の総会が、佐織公民館でありました。
総会では、愛知県原水協から、国連に代表団として署名を届けた大学生の天久奈津美(あめくなつみ)さんと嶺村事務局長から、核兵器廃絶をめぐる情勢について報告があり、次に加藤事務局長より活動報告と方針提起がありました。 
参加者からは「天久さんの報告を聞いて、私たちが集めた署名が国連に届けられたんだと実感できた」「永和台の700余世帯に訪問し、523人分の署名が集まったが、対話した7割近くが署名してくれた」「中部電力のOBの方が署名をしてくれたのでびっくりした。署名をしてもらえるとは思ってもみなかった」など、愛西市の平和行政と核兵器廃絶に向けた情勢の発展に確信がもてる総会となりました。



草ノート

被爆体験聞き撮りプロジェクト(ききプロ)をご存知ですか。まだまだ発展途上ですが着々と育っています。
ききプロの特徴は①住まわれている被爆者の方の地域に出向き、少人数でも話を伺う。②映像として残す。③月に1回以上は開催する。などなどあります。現在は月に一回実行委員会も開催されてきています。私は現状に危機感を覚えると同時に、ききプロの可能性に展望を感じています。
ききプロは誰でも参加でき、何より自分がそうであったように、被爆者の方から直接被爆体験を聞くことを通して、思いのバトンを受け取り、自分が次へつなげていく継承者になること。ひとりひとりの行動していく大きなきっかけになると思います。若者だからできると確信しています。
先日のききプロでの高校生の感想がとても心に残りました。「今まで本やテレビで原爆被害を知ったつもりでいたけど、はるかに想像を超えていた」。その方の人生そのものを言葉だけではなく、息遣いや表情や沈黙などを通して五感で感じ取ったから出た感想だと思います。 夢はでっかく持っています。撮った映像を編集して、世界の人が見られるように英字の字幕をつけてインターネットの動画サイト等に投稿して誰でも見られるようにすることや、これまで愛知との関わりも強いアメリカのガーソンさんや、世界大会の海外代表の方たちにDVDなどで送るなどしていきたいと考えています。
次回は3月10日、江南市で行います。ぜひ皆様の地域にききプロを呼んでいただき、一緒にがんばらせてください。     (K・H)