トップページ > ニュース > 原水協通信 草の根2012年7月号

世界をかえる平和行進の一歩一歩!

感動いっぱいの12日間!

ことしの平和行進は、2012年を核兵器全面禁止の扉を開く年にとのよびかけを広げながら、世界大会に向けて、核兵器廃絶の国内外の世論を大きく結集すること、東日本大震災への被災者支援、原子力エネルギー依存から自然エネルギーへの転換、非核平和の日本の実現を広くアピールする行進としてとりくむこと、東日本大震災の惨状を目の当たりにして、被爆体験をよみがえらせた被爆者の思いを受け止めながら、明るく元気よく賑やかに歩きました。

愛知の幹線コースは、5月31日から6月11日まで12日間。12日間で、38コース、368・3㎞、のべ参加人数7,006人、沿道募金367,971円、「核兵器全面禁止のアピール」3,359筆、届けられた折り鶴は10万羽以上となりました。

今年の平和行進の特徴

◎ 参加者の増加
行進参加者は昨年を1,000人上まわり、沿道の反応、対話の中からも、強い願いを感じることができました。下校途中の小学生が一緒に歩いたり、中学生が感心を示して署名の行列ができたり、乳幼児を連れた若い母親が一緒に歩くなど、感動のドラマが続出。原発問題を中心に市民の関心がかつてなく高まっていることが実感できました。

◎ 自治体の反応・変化
昨年に続いて自治体の反応の変化は続き、6月5日通過の尾張旭市は、通し行進者にと尾張旭市の「非核平和都市事業を記載したもの」と「尾張旭市ガイドのリーフ」を用意してくれていたり、6月7日通過の愛西市は昨年に続き、市長、副市長、教育長とともに、23人すべての議会議員が署名に賛同したことを、議長自らが報告し大量の署名を手渡されました。

◎ その他の特徴
ⅰ、「原爆の火」を幹線コースの先頭に掲げて9年目となり、核兵器廃絶の大切さ・平和の尊さをアピールするものとなっています。今年は新しい手作り布製のぼりもアピールできました。
ⅱ、新所原・桜丘高校、豊橋市役所、名古屋集中行進・ピースアクションなどを中心に県下の被爆者が参加されました。 
ⅲ、全国通し行進者の山口逸郎さん、渡辺正郎さん、わかやま市民生協リレー行進者の西峯渚さん・石橋伸啓さんとともに、県内通し行進者とコープあいちリレー行進者(合計21人)が各コースを歩き、連日奮闘されました。
ⅳ、募金隊の活躍はめざましく、担当者の責任を持った対応で、毎日8~18人の募金隊を組織し、走り回って署名・募金を集める姿は感動的で、あいち平和行進ならではの取り組みと多くの方から高く評価されました。
ⅴ、行進中一日3回、のぼりを立て放射線測定を行い、市民からの関心が寄せられました。県内地図に書き込んだものは貴重な資料となり、今後解析・活用が求められます。布製のぼりは大変好評でした。 
ⅵ、「あいち平和行進」という統一した名称、統一スローガンにして12年目。「ひとつの平和行進」をめざす努力が、引き続き強められその認識や位置づけが確認できました。 ⅶ、6年目となった平和マラソン(マラソンとウオーキング)は、60人以上の参加で取り組まれ、独自のゼッケンやバッチなども作り、いっそう市民参加のマラソンにできました。

その他様々な前進面・問題など総括しながら、世界大会や来年の平和行進につなげていきます。       (嶺村君代)



原爆症認定を求める新訴訟 第3回口頭弁論

6月13日(水)、名古屋地裁大法廷にて、原爆症認定を求める新訴訟の第3回口頭弁論が行われました。

今回は、新たに提訴した川本信夫さんが意見陳述。川本さんは、13歳の時、広島の猿候川で同級生と遊んでいる時に被爆。背中に大やけどを負い、その後、長野県に引っ越してからも体調が悪く、いろいろな病気に苦しんできたことを訴えました。
原告のみなさんは、国・厚生労働省の却下処分に対して、訴訟を起こしています。しかし、国側は、却下した具体的な理由を述べず、あらたにカルテを出さないと答えられないなどと言って、訴訟を引き延ばそうとしています。



●地域原水協から

知多原水協の取り組み

知多原水協は再建後23年で、知多半島5市5町を活動範囲とする原水協です。
この間、岩手県釜石・大槌原水協への原爆パネル贈呈。NPT再検討会議準備会議と美浜町非核都市宣言1周年に呼応して5/1~10、美浜町図書館で5日間の原爆パネル展を開催。

6・9行動は新日鉄の居住区で参加人数は少ないものの雨が降らなければやっています。5年ほどの継続。
平和行進実行委員会をコープあいちさん、南医療生協さんとともに4月に立ち上げ4回行いました。原水協の取り組みは例年より早く3月には自治体広報に掲載申し入れ(半田市誌に掲載)、5月には全自治体への参加申し入れを行いました。

今後の予定は7/16に知多網の目平和行進、、8/10に15年目となる戦争遺跡めぐりを予定、原爆パネル展も全自治体で開催しようと頑張っています。
財政問題・組織拡大など問題を抱えながらも月1回の理事会を開催し情勢に遅れないよう活動していきたいと思っています。 (大久保)



草ノート

今年のあいち平和行進は、雨にひどく降られることもなく、ほどほどの暑さと、6/2豊田市の夜の行進は少し肌寒い中での行進でした。ここ5年は毎年1日か2日歩いていましたが、今年は事務局(事業部)の手伝いも兼ね、仕事の休みも利用して6日間関わることができ、いろんな人達との出会いがあったりとても有意義でした。

私には、平和行進の時期になるといつも思い出すことがあります。
12年位前になりますが、地域の6・9行動で、署名の訴えをしていた時、年配の男の人が署名をしてくれました。その時に「自分は被爆者だ。戦争が起きればいい、そうしたら自分が真っ先に行って死んでやる。どうせ死ぬんだから」と投げやりな、でも切なそうな言葉が今でも忘れられません。今思い出しても涙が滲んできてしまいます。顔はもう思いだせませんが、平和行進を歩くたびにあの時の情景と言葉が蘇ってきます。今年も「今自分に出来ること」「今しか出来ないこと」そんなことを見つけながら、被爆者の皆さんに寄り添ってお手伝い出来れば、と思いながら歩いて来ました。

5月31日の豊橋から6月11日の岐阜まで、12日間の愛知県内行進は終わりましたが、今も通し行進者の皆さんは広島・長崎に向けて歩き続けています。
さあ私たちも、広島での皆さんとの再会を楽しみに、世界大会への準備を進めていきましょう。

愛知県原水協事業部では、今年の世界大会に向けて新商品(バッチ・Tシャツ・エコバッグなど)の企画を進めています。ぜひご期待下さい。          (A.Y.)