トップページ > ニュース > 原水協通信 草の根2013年4月号

2015年NPTにむけ核兵器全面禁止の流れを加速させよう!

3・1ビキニデー集会開催

2015年の次回核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて、核兵器禁止条約の交渉開始を、核保有国をはじめとした各国に迫る全国的な行動の出発点となる今年の3・1ビキニデーが2月27日〜3月1日、静岡・焼津で行われました。私は7年目の参加になりますが、毎年参加していて思うことは、若い参加者、初めての参加者が多く、新しい力と共に決意を新たにできる機会になっていると思います。

今回は第8分科会の司会など、いつもやらないことも頼まれ少し緊張して参加しました。最初にとても驚きましたが、この分科会の参加者の8割以上の方が初参加でした。3.11以降、多くの青年が「何かしたい、考えたい」と思い、行動を始めていますが、今年のビキニデーの初参加者の多さもその表れではないかと思います。
分科会では、水爆実験で59年たっても故郷に帰れないマーシャル諸島ロンゲラップ島の実態と、日本の原発事故後、現在の福島はどうなっているのかを考え、「こんな現実を作り出す核兵器も原発もいらない」、「どうやってなくしていったらいいか」と率直な議論がされました。

アメリカフレンズ奉仕委員会のジョゼフ・ガーソンさんは、核軍縮にむけた市民社会の役割に期待するという潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の演説を紹介し、「人々の力を築くために全力をあげましょう」と呼びかけました。2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて核兵器全面禁止の流れを加速するために、全国の草の根から行動を広げようと呼びかけた大会アピールを、私たち青年も、先輩らと共に深く受け止め、具体的な核兵器廃絶の一歩を作り出すために、取り組みを強めていきたいと改めて思いました。

帰ってから事務所に届いた感想文には、「核廃絶、平和に向けた活動はこれからも長い道のりが続き、時には困難なこともやってくるとは思うが、そんな時は落ち込むのではなく、逆に声を大きくしていきたい」という30代の参加者。みなと医療生協の参加者からは、「全国からの参加者の顔、姿、発言を聞いて反省する一日だった。何度か参加している原発反対の集会にまた参加したい。平和を守るため」という感想をいただきました。 (渡辺裕)

2013年NPT準備委員会 要請代表団派遣募金のお願い

4月22日からスイスの国連で、2015年NPT再検討会議に向けた第2回準備会議が行われます。愛知からは代表団5人を派遣し、私、天久奈津美も参加します。

5人のうち3人が大学生で、一人は毎週の脱原発デモに活発に携わり、学内でも取り組む淑徳大学4年の山田星河さん、もう一人は1年生ながら学ぶ意欲をもって決意してくれた、私の後輩にあたる日本福祉大学の大場慶士くんです。派遣後は愛知県、特に学生の間に取り組みをフィードバック出来るよう努めていきます。

代表派遣や今後の核兵器廃絶の運動を青年、学生で担っていくためにも、多くの方にご理解、ご協力をいただけたらと思います。派遣の費用は、一人約40万円ですので、募金の目標は200万円です。ぜひ、募金にご協力いただきますようよろしくお願いします。





さよなら原発! 3・11 明日につなげる大集会

3月3日(日)東日本大震災から2年。栄の久屋市民広場で3・11明日につなげる大集会が行われました。午前10時から午後3時頃まで行われた集会の参加者は約5000人。広場にあるステージでは、山本太郎さんやアーサー・ビナードさんが原発はいらないんだと語り、増山麗奈さんが熱くシャウトしました。また、平和への思いを歌うバンドも登場し会場を盛り上げていました。

会場にはフリマやエネルギーについて考えるブースなどバラエティに富んだブースが並び、原水協でもブースをだし、原爆パネル展とピースグッズ、コーヒーとおしるこの販売をしました。また原爆パネル展の横ではききプロのDVDを上映し、広場に集まっている多くの人に見てもらえるようにしました。
今、政府は国民の声とは大きく離れ、原発再稼働に進もうとしています。だからこそ多くの人達と一緒になって原発反対の声を上げていくことが大切だと感じられた集会でした。



再建10周年 守山原水協

守山区は、瀬戸を出発して、自衛隊駐屯地まで歩く平和行進の幹線コースになっていますが、「ただ歩いて、自衛隊の前でシュプレヒコールをする」という行進でした。
生協の組合員などで、自衛隊前の行動に違和感を持つ人もいて、もっと親しみのある行進にしたいし、自衛隊の基地のある守山区から平和の声を発信していこうと、活動を停止して久しかった守山原水協を再建したのは10年前でした。

その時の意気込みとは裏腹に、この10年間、年に一回の総会と世界大会の報告会、細々と毎月6・9行動に取り組むくらいしか活動していません。
でも、自衛隊が街の中で行軍訓練をするたびに、6・9行動に参加している仲間などに呼びかけて、訓練中止の申し入れや、抗議行動をおこなってきました。
今年は守山原水協再建10年周年なので、何か記念イベントができたらいいなと思っています。



草ノート

気持ちを楽しくするピンク色の花が、人々の門出や節目を祝福しているようだ。私が名古屋に来た30年前も、寮の桜が満開で迎えてくれた。同時に花粉症も発症した春だったが…… 今年の春はさらにPM2・5にも注意が必要らしいが、目に見えない微小粒子に注意するのはなかなか難しい。

とはいえ市民の環境に対する意識は30年前に比べると格段に進んだ。その意識が数々の商品を進化させたと思うが、果たして政治はどうか。荒れた山には何の対策も講じないばかりか、今度はTPPと、さらなる国土の破壊へ踏み出そうとしている。

もっと驚くのは、辺野古に米軍新基地を建設するための公有水面埋立申請だ。比べる前例が無い程に酷い環境アセスメントに続き、なりふり構わず進める姿勢を示している。県民の「妨害」を恐れて、申請書の提出は、5分前に県庁に連絡したそうだ。まともな方法では実行不可能となっていることは政府も分かっていることの現れだ。

騒音や安全の問題も大きいが、沖縄の命である美ら海を埋めるという判断を今の時代に行う政府の感覚は、全く理解不能だ。未来に禍根を残さないために、「不可逆的な破壊」を許してはならない。

原発問題も含め、各分野で「力任せ」の巻き返しを図る政府。その強引な力を、市民の良識でうっちゃりたい。未来に責任を持つには、そんな草の根の運動が求められている。  (T・S)