トップページ > ニュース > 原水協通信 草の根2013年9月号

2015年にむけて核兵器廃絶の世論を高めよう!

原水爆禁止2013年世界大会

被爆から68年目の8月、原水爆禁止2013年世界大会が開催されました。
今年の世界大会では、核兵器の非人道性を国際的な世論に、核兵器の使用禁止、核兵器廃絶へと運動をつなげようと、世界中、日本中から7000人を超える参加者が学び、交流しました。

愛知からは、239人が国際会議、広島・長崎大会に参加しました。
特に今年は、被爆者の参加が14名あり、67年ぶりに長崎の地に足を踏み入れる被爆者など様々な思いを胸に被爆体験を話す分科会や記念式典に参加しました。
若者も80人が参加し、「もっと学ばないと」「帰ったら署名を集めます」と、大会の学びと感動を愛知につなげようという感想があり充実した大会となりました。

大会終了後には、参加できない人にその雰囲気や内容までしっかり伝えようと、5人の海外代表を愛知に招き、8月11日~14日に県内10カ所で、報告・交流会、自治体への表敬訪問や観光を行いました。
また、地域、職場、学園で大会報告会が開催、予定されています。

2015年NPT再検討会議にむけて、大会の成果や世界の動きを地域に伝え、草の根の運動を世界に発信していきましょう。


県内の平和行政 非核の政府の会で把握

非核の政府を求める愛知の会では、非核平和行政についてのアンケート活動に取り組んでいます。
県内55自治体のうち、50自治体より回答が届いています。

多くの自治体で、小・中学生を広島長崎に派遣する事業が取り組まれていますが、弥富市では、2011年より、市内の中学2年生を全員(約500名)広島に派 遣しています。
派遣する半年以上前から、愛知県内の戦跡を訪ねたりするなどの事前学習や保護者を交えた報告会もきちんと行われています。

稲沢市では、小学5年生と中学2年生を対象にした平和副読本が作成され活用されていますし、1500冊をこえる充実した平和図書コーナーがあります。

はだしのゲンの図書館での閉架が問題となっていますが、若い世代への近代の歴史についての教育や戦争とは何であったのかを学ぶことなど、自治体の平和教育の重要性が益々高まっています。

自治体の財政の困難さはどこでも一緒ですが、工夫次第で豊富な平和教育や平和行政を取り組むことが可能なことが、今回のアンケートの結果からみることができます。

当会では、すべての自治体からアンケートを回収し、分かりやすく冊子にまとめることや、11月24日に非核平和行政交流の集いを開催することを計画しています。



「二度と被爆者をつくらない使命」

清須のつどいでルブランさんが語る

月13日、原水爆禁止世界大会に参加した海外代表ジュディス・ルブランさん(アメリカ・ピースアクション組織責任者)を招いて、交流会「きよすのつどい」が開かれました。
平和行進の取り組みはじめ数々の草の根の運動に参加している人たち50人が参加しました。

「原水禁運動には、共通の目的として大きな愛がある。」と話し始めたルブランさん。
自国政府の核抑止政策に「大変な悲しみと怒りを自分の国の政府に感じている」と前置きして「アメリカにおける平和活動とみなさんとは、共通の大きな目的がある」「私たちは、二度と広島・長崎のようなヒバクシャを作らない使命がある」と訴えました。

文化企画では、勇壮な「八丈島太鼓」や三味線・盆踊りなど、日本文化を披露しました。
地元の人たちは、ルブランさんにプレゼントを準備して交歓しました。浴衣をプレゼントされたルブランさんは、着付けをしてもらってご満悦の様子でした。

「つどい」には、被爆者裁判をたたかう清須市在住の山田初江さんも出席、被爆の苦しさを語りました。 (参加した松下彰宏さんより)



非核平和の継続的な活動をめざして  —尾張旭原水協

私たちの長年の要求であった非核平和都市宣言が一昨年実現。市庁舎の2ヵ所に『核兵器の廃絶と恒久平和の実現  非核平和都市宣言のまち』と書かれた看板が設置されています。

同じ年に市長(当時)が平和市長会議(今年から平和首長会議に名称が変更)にも加盟。
中学生全員に非核平和都市宣言文を刷り込んだクリアファイルを配布、中学生代表を広島へ派遣、公民館など各施設に非核平和都市宣言文を載せたプレートを設置など、市の平和事業が積極的に行われるようになりました。

今年は市長が初めて広島の平和記念式典に参列。
毎年行われる平和行進は尾張旭でも実行委員会をつくり、瀬戸、守山のみなさんとともに取り組んでいます。

尾張旭は昼食会場になるので事前の市との打ち合わせも欠かせません。
当日は担当の課の職員も行進団の到着1時間前には会場に来られて、歓迎の準備をされます。
年々、市の対応がよくなっていることを感じます。

新婦人尾張旭支部が行ってきた毎月の署名行動。ここのところ、途切れがちですが、8月は31日開催の夏祭り会場で行動します。
来年はぜひとも、3月のビキニデー参加、6月の平和行進、8月の原水禁世界大会参加、10月の国連総会に向けての運動、と、継続的にできたらいいなと思います。

やはり、地域原水協が必要ですね。    (尾張旭 藤崎)



草ノート

「元気なうちにもう一度訪れておきたかった」
▼68年前の8月9日。長崎で一発の原子爆弾により被爆をした(させられた)被爆者の平均年齢は78歳を超えた
▼私自身、2年ぶりに原水爆禁止世界大会に参加した。しかし、世界大会全日程に参加するのではなく、参加する被爆者が無事現地で過ごしていただけるようサポートする係。看護師として働く私としてできること。被爆者がみなさん現地で暑さに負けず、無事に過ごしていただけるよう、階段等の段差で転ばないよう支えることなどなど。今年も暑かった長崎
▼Mさんご夫婦と長崎の街を歩いた。資料館、平和公園……。 「あのとき、私はここを通ったんだ」。その言葉を現地で聞くだけで胸いっぱい
▼被爆以来はじめて平和公園に足を運ぶ方もいた。「友達のことを思うと…。 でもここにきて良かった」と。被爆者のみなさんと平和祈念式典に参加した。11時2分の黙とう。手を合わせ「核兵器廃絶」を誓っていた被爆者の姿。忘れない
▼被爆者のサポート。できたかわからない。でも何事もなく時間が過ぎ、かつ、被爆者のみなさんと街を歩くとても貴重な、そして、いまを生きる青年としてしなければならないことをあらためて感じた時間であった。(T)