トップページ > ニュース > 原水協通信 草の根2013年10月号

被爆70周年・2015年NPT再検討会議へ!

核兵器全面禁止の大きなうねりをつくりだそう

今年の世界大会では、被爆70周年・2015年NPT再検討会議にむけ世界的な行動をスタートさせようと世界中、日本中から集まった参加者が決意し合いました。
大会後、参加者を先頭に、世界大会報告会が県内各地15カ所以上で多彩に開催されています。
また、原爆パネル展も県内各地で行われ、南知多町では町として新たに購入したパネルを展示するなど変化も生まれています。
〝署名を集めてNPTにたくそう〟と始まったピースチャレンジャーには、1,000筆を集めると目標を決めた4人(民医連、瀬戸、尾張旭など)をはじめ、30人以上がエントリーしています。
この取り組みをさらに広げていきましょう。

名古屋市が平和宣言50周年となる9月18日に、平和首長会議(平和市長会議が名称変更)に加盟申請しました。
2020年までに核兵器廃絶を目指す平和首長会議への加盟は、20政令都市で20番目であり、被爆者を始めとした平和行進での訴えや長年の非核、平和運動の成果です。
今後も非核平和行政をいっそうすすめるように働きかけを強めていきます。

2015年を視野に入れ、国際政治の中で広がる「核兵器禁止」の流れを確信に、核兵器全面禁止の世論を圧倒的なうねりにする必要があります。
核兵器禁止の交渉開始を求める「核兵器全面禁止のアピール」署名をすすめるとともに、すべての自治体での原爆展の開催が重要です。
とりわけ、国連軍縮週間(10月24日から30日)を中心に、署名宣伝行動など工夫して旺盛に取り組みましょう。

また、今年はアンゲラ・ケイン国連軍縮上級代表やメキシコ、ノルウェー、マーシャル諸島など各国政府代表、アメリカ、フィリピン、インド、韓国、パキスタンをはじめとする多くの平和団体など多彩な海外からの参加に加え、国内では自治体代表として静岡県湖西市長、岐阜県瑞穂市長も参加します。
オリバー・ストーン監督が広島、長崎両大会で特別発言することにも注目が集まっています。
「核兵器全面禁止のアピール」署名や世論を広げ、核兵器の非人道性の賛同を拒否した日本政府を追いつめる重要な大会でもあります。

愛知からは200名を超える代表が参加します。世界大会で世界の動きを学び、全国の活動交流を深め、愛知での原爆展、署名など平和の取り組みを発展させるための契機にしていきましょう。大会後は、得てきた感動、学びを広げるため、地域、職場、学園で報告会におおいに取り組みましょう。


国連要請代表団に愛知から学生が参加!

2013年10月7日から開催される国連第一委員会にあわせて、核兵器廃絶2013年国連代表団を日本原水協が派遣します。
その代表団に愛知から日本福祉大学1年生の中村空慈(こうじ)君が参加します。愛知で核兵器廃絶の世論を広げ、集めた署名を中村君に託しましょう。

〈決意表明〉
原発事故から二年半が経過しましたが、収束どころかむしろ悪化の一途を辿っています。原発は一種の核兵器です。にもかかわらず原発を推進している安倍首相に憤りを感じずにはいられません。子供達の未来のため、世界平和のために原子力・核の危険性を日本から世界へと強く訴えていきます。

代表派遣のための募金もお願いしています。ご協力とご支援、よろしくお願いします。
振込先:郵便振込 口座番号00850-8-49385 原水爆禁止愛知県協議会 *お手数ですが、「国連要請派遣募金」と通信欄にご記入下さい。




「ノーモア・ヒバクシャ愛知訴訟」第9回口頭弁論

国と司法の乖離浮き彫り 被爆者の声に耳傾けよ!

「大阪地裁の判決を受けて、原爆症認定をめぐる行政と司法の乖離が、再び浮き彫りになりました。国はこの乖離を埋めるための真剣な努力を。裁判所には被爆者の願いに迅速に応えることを期待」

9月9日に名古屋地裁で開かれた「ノーモアヒバクシャ愛知訴訟」の第9回口頭弁論で、原告代理人樽井直樹弁護士は、大阪地裁判決にならって早期の原爆症認定を国と裁判所に求めました。

しかし国側は、原告側が第9準備書面で述べているように「(高井ツタエさん、山田初江さん)両名の被爆者手帳交付申請書に入市の事実が記載されていないことをもって(両名の)主張が信用できない」と頑強に原爆症認定に応じようとしません。
当時の調査は町内会単位で行われた簡単なものであったといいます。準備書面は「被爆者自身の訴えに素直に耳を傾け」るよう迫っています。

閉会後の報告集会では、原告である被爆者の決意を受けて、今秋の国連総会へ要請行動に参加する青年が「私たちには被爆者の思いを受け継いでいく責任がある。ともにがんばりたい」と力強く発言、会場は大きな拍手に包まれました。
この日の傍聴には85人が参加。

その後の栄の署名宣伝行動には、被爆者3人を含む15人が参加し、被爆者署名86筆、核廃絶署名62筆を集めました。

第一回東海ブロック原水協学校開催

8月31日(土)と翌日、東海ブロック第一回原水協学校を犬山市の入鹿池を眺望するホテルで開催。
愛知24人、岐阜7人、静岡8人、三重5人の合計44人の参加者で第1回目をスタートしました。

初日午後、挨拶は静岡県原水協大牧事務局長、司会は愛知県の大村代表委員。
講師は日本原水協代表理事の高草木博さんと澤田昭二さんという豪華版。

高草木さんは「核兵器の非人道的アプローチから禁止条約へ」。
オバマ大統領が軍事介入を表明したシリアで、いま何が起こっているかの生々しい情勢報告。
核廃絶こそ最大の安全保障、人類の生存保証であるとの話がありました。澤田さんは「内部被爆問題を解く」。
放射能が人体に内部被爆を及ぼすメカニズムを学術的根拠にもとづいて説明。

講演後、愛知県原水協小田前事務局次長から「ジュネーブから見た世界の核廃絶」、長尾忠昭事務局長から「非核の政府を求める愛知の会」の報告。盛り沢山の学習の後、ようやく食事で参加者は自己紹介をして交流をしました。 

二日目の午前中は3つの分散会に分かれ、それぞれの現状や課題、自分の思いなどを述べ合い全体のまとめをした後、三重県原水協落合理事長からの閉会挨拶、昼食後散会。
来年は岐阜県で第二回東海ブロック原水協学校を開く予定も決まり充実した学校となりました。(三重県原水協事務局 田中茂二郎)

小牧基地を抱えた地域運動の重要性 —小牧平和委員会

市内の労働組合や新婦人・民商などで構成している「平和で住みよい小牧をつくる会」は、毎月第1土曜日「核兵器全面禁止アピール、憲法9条守れ」の署名行動、第1日曜日は「今すぐ原発ゼロ小牧行動(集会とパレード)を行っています。

しかし、この地域は「自衛隊小牧基地」をかかえており、機動衛生隊及びKC767空中給油機が配備され、C130H輸送機の空中給油機能付加、「米軍との空中給油の覚書」(2010年締結)、2010年からアラスカの日米共同訓練参加など「基地機能及び米軍の後方支援体制の強化」がすすんでおり、自衛隊の海外派兵の最重要基地となっています。
県営名古屋空港の米軍利用もすすんでおり、沖縄・普天間基地に強行配備された米軍MV22オスプレイの名古屋空港への飛来も懸念されています。

平和を脅かす「日米安保条約」を破棄し、憲法9条を守り、市民と共に平和な社会を築く大切な行動として、毎年「小牧平和県民集会」を開催しています。
集会以外にも、平和行進、平和展、市民要求(市長提出)など平和運動を行っています。
「県民のための県営空港をめざし」、全国の基地強化反対のたたかいと連帯して、地域のみなさんや関係自治体と力をあわせて奮闘します。 (福本英雄事務局長)



ちひろカレンダーの普及を!

今年もちひろカレンダーの普及をはじめています。
県全体としては6,000本、各地域・団体では過去最高の普及を目標にしようと取り組みをすすめています。
カレンダーにあまり馴染みのない青年層は“ワンコインカンパ”を集め、被災地にカレンダーを送ろうと計画中。
核兵器廃絶の世論作りや、地域・団体の資金作りの一環として積極的に取り組みましょう。
お問い合わせ・注文は愛知県原水協まで。

草ノート

今回で7回目となる全国青年大集会2013へ向けて、バスで参加しようと各地で取り組みが始まっています。
集会のタイトル『もう黙ってはいられない!!まともな仕事と人間らしい生活を』には、多くの青年が置かれている就職難・長時間過密労働・高学費などの苦しい現状とその中で生きる青年たちの思いが表れています。

全国青年大集会は2004年に1000人の青年が声を上げることで始まり、近年は5000人規模の集会になっています。
競争教育や自己責任論の中で育ち、政治に無関心であきらめるのが得意といわれていた若者が、多くの青年が自分と同じ苦しみにさらされていることを知り、「原因は社会にあるのでは?」と気づき、声を上げ、大きな変化を起こし始めています。

ブラック企業や若者使い捨てという言葉が一般的に使われる以前から、青年の置かれている実態をアンケートなどで集め、青年大集会で大きく社会にアピールしてきました。
ネットカフェ難民は2007年に政府に全国調査をさせ、ブラック企業にも調査が入り、相談窓口をつくらせるなど社会がこれを包囲し許さない流れを作り始めています。

各地の一人ひとり地道な呼びかけが、大きな力になって実際に社会を動かしていくプロセスを経験した青年は、苦しみの根本に何があるのかを知り、それすらも変えていこうと動き出します。
若者の輝く社会はみんなが希望を持てる社会だと言われます。
生きやすい社会へ、社会を変える運動も「青年らしく」元気に楽しく成功させていきたいと思います。 (H)