トップページ > ニュース > 原水協通信 草の根2013年11月号

核兵器のない世界を実現するため市民運動の必要性を実感

国連要請団に愛知から参加!

10月7日から始まった国連総会第1委員会の核軍縮審議に向けた、安井正和日本原水協事務局長を団長とする9人(学生2人を含む)の一員として代表団に参加しました。

代表団の主な行動として、第一委員会議長及び国連軍縮問題担当上級代表への面談・署名提出、各国代表部への要請、地元ニューヨークの活動家と労働組合との交流、署名活動が行われました。

今回の要請団派遣で強く印象づけられたことは各国政府の市民団体に対する期待がとても大きいということです。
非同盟諸国、新アジェンダ、中立国、核保有 国、日本など11か国へ要請行動を行いましたが、日本以外の各国代表は今回の要請団の行動を高く評価し、このような市民団体の活躍が政府を助けるとともに、強力なプレッシャーとなっていると共通した見解を述べていました。

また、10月11日に日本政府が核兵器の人道的影響に関する共同声明に賛同すると表明、同21日 にニュージーランドが発表した核不使用に関する共同声明(国連委で過去最多の125ヵ国)に初参加しました。
このことは様々な方面からのプレッシャーがそうせざるを得ない状況にしたということです。
今後もその手を緩めず活動をしていくことが大切だと感じました。みなさんが今より少しだけプレッシャーを強めることで、塵も積もればなんとやら、必ず必ず政府が押し負ける時が来るのではないでしょうか。 (日本福祉大学・中村空慈)




大国の理屈で世界は動かない

国連軍縮週間大使館要請

日本原水協の中央行動で、国連軍縮週間内の10月24~25日の大使館要請行動に参加してきました。
私はキューバ・ロシア・オーストリア大使館に行ってきました。

キューバとオーストリアは核兵器廃絶に向けての力を発揮している国で、両国共に「日本原水協と考えを同じくしている」と言います。
キューバが核に対しこのよう考えを持ったのは、1962年の米ソ冷戦下で核戦争の危険が迫ったキューバ危機からで、この経験で国防を大国に頼らないことを学んだと言います。
参事官は「核兵器の人道的影響に関する共同声明」への日本政府の賛同を評価するとともに、米国との関係上で実効性についての懸念も表し、小国であるキューバが強国の傘下から離れた経験が今後の日本にも役立つことを示唆しました。

オーストリアは、核軍縮促進の国連決議に基づくオープンエンド作業部会の設置を主導した国です。
核兵器の非人道性という新しいとらえ方を重視し、賛同国を広げる努力をしています。オープンエンドの作業部会の議論には50~60ヵ国が参加し、核保有国ではインドとパキスタンが加わっていること、パキスタンは核兵器をすぐにはなくせないが部会参加の意欲があることを聞きました。
オーストリア国民の核への意見形成も、第2次世界大戦でドイツに占領され、終戦時に連合国の支配下におかれ大国の犠牲になった経験があると言います。

ロシアの核兵器削減は米国との協力が不可欠でロシア一国でできるものではなく、世界全体の安定性にも配慮する必要があり、完全な核兵器の廃絶は時期尚早だが努力を続けるというのがロシアの考えだと表明されました。
「人道面から核兵器の使用が許されないのは明白」とも認めています。国際的な交渉の開始は困難でも専門家による準備は可能とも言います。

この要請行動で、大国の理屈で世界が動く時代ではなくなりつつあることを実感しました。
ロシアは核兵器削減にアメリカより積極的であるように感じます。
核兵器の非人道性が注目されるようになったのは、何より被爆の実相を伝えるヒロシマ・ナガサキの被爆者とそれを支える日本の運動があってのことだと思います。
日本がアメリカの核の傘を拒否した時、世界の核兵器をめぐる情勢は大きく変わるはずです。
日本の原水爆禁止運動が持つ役割の大きさを感じます。 (左右木愛)




ききプロ in 愛西市

体験継承をより積極的に

10月26日、愛西市にて被爆体験談聞き撮りプロジェクトを開催し、広島で入市被爆された加藤浩さんのお話しをお伺いしました。

加藤さんは衛生兵として原爆投下の翌日に愛知から広島へ派遣され、遺体やけが人の搬送に4日間従事。
現地では脱毛、鼻血等の症状が続き、帰宅後も疲れやすく長年まともに働くことができず、様々な身体の不調も経験されてきたとのこと。
吊革につかまったまま黒こげになった遺体を目にしたことや、患者に水を与えられなかったこと等を、怒りを込めた強い口調で語られました。
被爆者であることは長年誰にも打ち明けることができず、ご家族に話されたのもごく最近になってからだそうです。

加藤さんのお話しをお伺いし、長年に亘って様々な形で人々を苦しめ続ける原爆の恐ろしさを改めて感じ、核兵器廃絶への想いを一層強くしました。
被爆体験継承のための取り組みにも、より積極的に携わっていきたいと思います。 (ききプロスタッフ 長野祐子)



11月から6の日署名行動の実施を決定   —西区原水協

西区原水協は平和行進が始まるころ活動が活発になります。
平和行進名古屋集中行進は、コープあいち主体の市民団体といっしょに浄心交差点を出発します。
参加者は100名程になります。
又、今年は弁天通り天王祭り核兵器廃絶署名行動が平和行進と同じ日になり、夕方5時30分から西区浄心交差点で核兵器廃絶の署名行動と忙しい日になりました。
8月1日は円頓寺七夕祭りでにぎわう商店街で夕方5時半から核兵器廃絶署名行動を行いました。

西生涯学習センター2階を借りての、原爆写真展も今年は7月28日から8月11日まで8月6・9日を挟んで展示する事ができました。
8月17日に原水爆禁止世界大会参加報告集会を福島原発の情勢と併せて西生涯学習センターで行いました。
会場からの声もあり、「アピール」署名の県原水協の目標である、2014年2月までに20万筆の推進に、11月から毎月6の日署名行動を行うことを決めました。 (原水爆禁止名古屋西区協議会 荒川祥一)



草ノート

「青い空は」「原爆を許すまじ」「折り鶴」など、平和行進や原水爆禁止世界大会などで、うたごえ運動のうたは、たくさん歌われてきました。

うたごえ運動は、戦後の復興のなかで生まれ、平和のうた、労働者の闘いを描いたうた、障害をもった仲間や人々の暮らしや願いを歌ったうたなど、数え切れないうたを生みだし続け、今年で65周年を迎えました。
全国に大小様々な合唱団やうたう会、グループがあり、年に一回「日本のうたごえ祭典」として集まり、うたで交流しています。

その「日本のうたごえ祭典」が、2015年、約30年ぶりに、愛知で開催されます。
そして、そこにつなげていこうと、今年、愛知では、県下8地区に分かれて「愛知のうたごえ祭典」を取り組んでいます。
地区ブロックごとに、それぞれ特色ある「祭典」で、私の関わる中地区も、12月1日午後、「2013愛知のうたごえ祭典in名古屋中地区フェスティバル」として、新栄の名古屋市芸術創造センターで開催されます。

実行委員会は、民主会館で開催。ロシア民謡などの国際交流、ぞうれっしゃ、シニア、男声、青年、障害をもった仲間など合同のステージを準備しています。
みんなで思いっきりうたう「大うたう会」も予定しているので、ぜひ参加してください。

そして、2015年、被爆70年の年に、平和のうたごえを一緒に響かせましょう。 (武)