トップページ > ニュース > 原水協通信 草の根2014年5月号

あいち平和行進2014 歩こう!あなたも 核兵器のない世界へ!

愛知の平和行進は、今年初めから準備を始め、いよいよ5月31日から愛知県内を平和を呼びかけて歩きます。
2014年あいち平和行進は、今年もコープあいち、うたごえ協議会、共同作業所連絡会、愛友会などと、県原水協に参加する諸団体が「あいち平和行進共同連絡会」を構成し、県内最大の反核平和の共同行動として、5月31日から6月11日まで12日間の日程で県内を歩きます。1958年から始まり56年目を迎え、文字通り思想、信条、党派をこえて、県内の反核平和の願いを結集する「平和行進」への幅広い参加を呼びかけます。

まもなく広島・長崎から69年目の夏を迎えます。
いま世界は、核兵器廃絶に向けて揺るぎなく動いています。
昨年の国連総会では核兵器全面禁止条約の交渉開始を提唱した決議が加盟国の7割を超える137の国々の賛成で可決されました。いかなる場合も核兵器を使用することは許されないとする「核兵器の人道的影響」キャンペーンもひきつづき広がりをみせ、「核兵器の非人道的影響に関する」共同声明には日本も含め125カ国が賛同しています。そして、4月28日からニューヨークで開催される、2015年NPT再検討会議にむけた第3回準備委員会には日本原水協が代表団を派遣し、核兵器禁止条約の交渉開始を求める署名を届け各国政府に要請行動を行います。

安倍内閣のもとで集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲の動きや、岸田外相の「核兵器の限定使用」を認める発言など「戦争できる国づくり」をやめさせ、憲法9条を世界へ広げようと呼びかけ、平和大好きの思いを集める平和行進でもあります。

今年は、〝平和行進の魅力を世界に発信しよう〟との決意を胸に、6人の国際青年が全国各地リレー行進で歩きます。愛知は、グアムからアーサー・タイマングロJr.さんが県内通し行進として歩きます。アーサーさんと一緒に、核兵器廃絶の大きな世論を築く平和行進として成功させ、東日本大震災への被災者支援、原子力エネルギー依存から自然エネルギーへの転換、非核平和の日本を実現するため広くアピールする行進として取り組みましょう。

いま、人々の声と行動が核兵器禁止へと国際政治を動かしています。その実現のカギを握っているのは、わたしたち一人一人の行動です。
〝一歩でも二歩でも〟を合い言葉に、核兵器のない世界をめざし、2014年世界大会、そして来年の2015年NPT(核不拡散条約)再検討会議にむかって、今まで以上の規模であいち平和行進を成功させ、核兵器全面禁止の大きなうねりをつくりましょう。




平和行進出発集会にご参加を

5月24日(土)13:30-15:30
名古屋市女性会館

今年の行進の意義を学び、楽しい平和行進にするためのアイデアを持ち寄り、多くの人が参加できる行進をつくるための出発の場となります。
県内通し行進者の決意表明、新しい平和行進のうたの練習、NPT再検討会議準備委員会報告など学び、交流できる企画が目白押しです。




ノーモア・ヒバクシャ愛知訴訟第13回口頭弁論を傍聴下さい

5月8日(木)名古屋地方裁判所大法廷
15:00-15:10 弁論
15:20-16:00 報告集会
(*集会後、栄での宣伝を予定しています)
近畿訴訟判決(3/20)、熊本判決(3/28)、岡山判決(4/23)と裁判所が原告を原爆症と認める判決が続いています。岡山地裁判決は国に国家賠償の支払いを命じた画期的な判決でした。報告集会では愛知訴訟の現状やこの間の判決の意義についても交流します。ぜひご参加下さい。




愛知からNPTへ!③

2015年NPT再検討会議の成功で人類の未来を切り開こう〈下〉

愛知県原水協理事長 沢田昭二

2015年NPT再検討会議に向けた取り組みが全国で始まっています。愛知でも、核兵器全面禁止の世論を広げ、30万筆を目標に署名を集めて100人でNPTに参加しようと、「NPTに行こう・愛知」を立ち上げました。2015年4月まで約一年間の取り組みを毎月連載でお届けします。  第3回は前回に続き愛知県原水協理事長の沢田昭二さんに寄稿していただき、2015年NPTの成功がどのような意義があるのかを学びます。



核抑止論が核兵器禁止条約の交渉開始の障害
2010年のNPT再検討会議では2000年NPT再検討会議の「核兵器廃棄の明確な約束」を再確認し、核兵器のない世界をつくるためには国際的な枠組みが必要、'08年の潘基文国連事務総長の核兵器禁止条約の交渉の提案に注目、市民社会からの新しい提案およびイニシャチブに注目、などの文言が最終文書に入った。
しかし、核兵器禁止条約の交渉開始の日程などのロードマップは核兵器国の抵抗で採択されなかった。

核兵器の非人道性に焦点を当てる
このような情勢の中で、2015年NPT再検討会議の準備委員会で、「核抑止論」や「核の傘論」など安全保障の議論から切り離して、核兵器使用の非人道性にしぼって核兵器禁止条約の交渉開始求める「共同声明」が発表された。
「共同声明」に加わった国は、第1回準備委員会('12年4月)16ヶ国、'12年国連総会で35ヶ国、第2回準備委員会('13年4月)80ヶ国、'13年国連総会125ヶ国と年々増加してきた。
日本政府は「共同声明」に参加を拒んでいたが、日本原水協、日本被団協、広島市と長崎市の平和宣言などで批判され、'13年の国連総会では、被爆国として遂に「共同声明」に参加した。
しかし、依然として「核の傘論」の立場から、国連総会の核兵器禁止条約の早期交渉開始を求める決議には棄権を続けている。

人類の本来の発展方向を取り戻そう
今取り組まれている「核兵器全面禁止のアピール」署名が求めているように、2015 NPT再検討会議において、核兵器禁止条約の交渉開始に向が決まるかどうかが大きな焦点である。
核兵器禁止条約がまとまれば、広島・長崎の原爆投下から70年間続いた核脅迫政治の時代が終わり、国連憲章の武力行使禁止の原則を具体化した日本国憲法第9条のように軍隊のない地球をめざして、人類が本来の発展の軌道に立ち返ることになる。

「2015 NPT再検討会議に行こう愛知」の皆さんとともに、こうした人類の本来の発展方向の展望を訴え、逆行する安倍政権を変えて、2015 NPT再検討会議の成功をめざそう。 〈おわり〉




署名とともに原爆パネル展示を   —岩倉原水協

岩倉市では、憲法改悪反対共同センターが、平和運動のセンターになっています。
岩倉市年金者組合、新婦人岩倉支部、日本共産党岩倉市委員会、尾北民商、岩倉市平和委員会などが参加しています。
毎月9日に、署名宣伝行動を呼びかけて共同で、岩倉市の地下道で署名活動を中心に宣伝をしています。もちろん核兵器廃絶署名にも取り組んでいますし、原爆パネルを毎回展示しての原爆展も行っています。
宣伝場所は、岩倉駅の改札口のある地下道で、雨でも安心して行動に取り組めます。高校生なども原爆パネルに見入ります。
親子で話しながら原爆パネルを見る姿も珍しくありません。原爆パネルを見た多くの人が、署名にもご協力してもらっています。

また、岩倉市では平和委員会が中心に毎年(昨年は場所の関係で中止でしたが…)「平和のための戦争展IN岩倉」を市役所のロビーで年末から年始にかけて行っています。
展示物も、岩倉市出身の戦没者の遺品などを中心になっており、毎年、岩倉市民の方から新たに展示して欲しいと、軍服などが寄贈もされています。
冬休みに開催している関係で、市役所で勉強している中高生が見入る姿が多いです。(岩倉原水協 横江英樹)



草ノート

オバマ訪日に思う……

オバマ米大統領の今回の訪日では、残念ながら被爆地をはじめとした全国の反核運動の願いは叶わず、広島・長崎の訪問はならなかった。
次の機会(もしあればであるが……)に堂々と訪問させるためにも、来年のNPT再検討会議で私たちと世界の反核運動が核兵器廃絶への道筋をしっかりつけ、背中を押すことが大切だと改めて感じた。
一人のリーダーではなく、時代を動かすのはやはり世論と運動だと思う。

ところで同様に残念だったのは、種々の報道が安倍政権の思惑に乗せられた一面的なものになったことだ。
「尖閣諸島は日米安保の適用対象」と発言したことについて、ことさらに大きく報じた感があった。尖閣は日本の領土なのだから、日米安保の適用対象というのは以前からの米政府の立場であり、この点を確認した事務方協議を踏襲した発言に過ぎない。
一方で米中関係に配慮した共同会見での一連の発言はあまり報じられなかった。

世論の力を知っているからこそ、秘密保護法の例をあげるまでもなく、政府は報道をコントロールする。
その思惑を打ち破る主体は、やはり私たち草の根の運動と改めて感じた。(Toshi)