NPTって?
NPT は核不拡散条約の略称。1960 年代にアメリカ、イギリス、ソ連(現ロシア)が交渉し、1970 年に発効しました。全文11 条。1967 年1 月1日までに核兵器を開発した国を「核兵器国」、それ以外を「非核兵器国」と呼び、「非核兵器国」が核兵器を開発、保有することを禁止した条約。交渉の過程で、多くの批判をよび、「核兵器国」も、核軍備競争の終結、核軍縮・廃絶の措置、全面完全軍縮の条約について交渉する義務を負うことになりました(第6 条)。
1998 年5 月のインド、パキスタンの核実験を機に、核保有国が核の特権を振りかざしている限り、核拡散は止まらないという批判が広がり、2000 年 5 月の再検討会議では、核兵器国も、「自国の核兵器を完全に廃絶する」ことを「明確な約束」として受け入れざるを得なくなりました。
圧倒的多数の国々が核廃絶を支持
現在、締約国は189 カ国。加盟していない国はイスラエル、インド、パキスタン、北朝鮮の4 カ国。圧倒的多数の国々は、核兵器の廃絶に賛成しており、 昨年12 月の国連総会では、核兵器禁止条約の交渉開始を呼びかけたマレーシアの提案に、124 の国々が賛成しました。このうち核兵器国では中国が、そ のほかにもインド、パキスタン、北朝鮮が賛成しています。
NPT会議では何が議論される?
2010 年のNPT再検討会議の最大の焦点は、核兵器禁止の合意にどれだけ接近できるか、どれだけ多数の国が真剣に核兵器廃絶を主張するか、それに対する核兵器国や日本政府の対応はどうか、などです。
ニューヨーク行動とは? -NPT再検討会議を歴史的転換点に!-
2009 年5 月9 日、NPT 再検討会議第3 回準備委員会の際にニューヨークで開催された世界の反核平和団体のネットワーク「廃絶2000」の総会で、日本原水協の代表が提唱しました。
内容は、①2009 年秋、国連総会で核兵器禁止の合意を広げるため、すべての国の政府に働きかけること、②NPT 再検 討会議の前日、2010 年5 月2 日を「核兵器のない世界のための国際行動デー」とし、ニューヨークで大行進をおこなうこと、③核兵器の禁止を共通の要 求とする世界の署名の共同提出をおこなうこと、④NPT の際、ニューヨークに集う若者の行動を支援すること、の4 つです。提案はコンセンサス(全会一 致)で採択されました。
ことし2 月15 日、イラク反戦世界行動7 周年を記念して、世界250 のNGO があらためてニューヨーク行動の呼びかけを出しました。その共通のテ ーマは「核兵器廃絶の交渉を直ちに開始する」ことをよびかける世界的キャンペーンの発足です。
4 月30 日、5 月1 日にニューヨーク・リバーサイド教会で開かれる国際平和会議、5 月2 日のニューヨーク大行進、署名提出は、この提案と呼びかけに 基づくものです。