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原水爆禁止世界大会ニューヨーク 代表団派遣中止について

日本原水協代表団参加の中央団体、都道府県原水協、個人参加のみなさん。

 原水爆禁止世界大会ニューヨークに向けて、「ヒバクシャ国際署名」などのご奮闘に心から敬意を表します。

 新型コロナウイルス感染の世界的なひろがりの事態に対応するために、世界大会ニューヨークを主催する国際企画委員会は一昨日(3月11日)、オンライン会議を開き、4月24日、25日に予定されていた「世界大会ニューヨーク」、26日の屋外での集会と行進をすべて中止することを決定しました。

 4月27日から国連で開かれる予定のNPT再検討会議は、まだ主催者側からの変更発表がありませんが、決定は、新型コロナウイルスの世界的な広がり、国連関係のこの間の一連の会議の変更や中止、国連の建物への外部からの立ち入り禁止、ニューヨーク州と市の緊急事態宣言など現在の動向、大会参加者の渡航への制限や健康への影響などを考慮したもので、日本原水協もこの措置を支持しました。発表文全文は、添付の通りです。

 新型コロナウイルスへの感染は、世界が協力して克服すべき問題であり、人類の生存と平和のために活動する私たちが積極的にとりくむことは当然ですが、同時に、核兵器の廃絶は、現在も変わることのない重要かつ緊急の課題です。

 私たちは、「世界大会ニューヨーク」に寄せられた支持と行動を力に、「世界大会のよびかけ」が目標に掲げた「核戦争を阻止し、核兵器の全面禁止・廃絶を達成し、世界の被爆者の援護と連帯」のための行動を、現在の条件に即した総意的なとりくみで継続し、さらに大きく発展させる決意です。

 被爆75年、今年8月の原水爆禁止世界大会をめざして、5月から始まる国民平和大行進、秋の国連総会をゴールとする「ヒバクシャ国際署名」などの共同のとりくみの成功のために、みなさんの参加と協力を心からよびかけます。

 

2020年3月13日 原水爆禁止日本協議会200313_世界大会NY中止.jpg

2020/03/13 県原水協のニュース   愛知県原水協事務局
≪ 急性放射線症状の地域分布に基づく、内部被曝を含めた広島と長崎の原爆投下による被曝線量 沢田昭二/名大名誉教授     世界大会ニューヨーク国際企画委員会からの手紙 ≫