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2020年4月

原水協通信 草の根2020年4月号

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2020.4月号yokoe.pdf※全文は、pdfファイルでご覧ください^^

 

被災66周年3.1ビキニデー

     久保山愛吉墓前祭に参加して

           愛知県原水協理事 早川静泰

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 コロナウイルス騒ぎで、日本中が大変状況ですが、暖冬の今年は、春が来るのが早いようです。サーズに比べれば死亡率は、少ないとか思い。やっぱり、墓前祭には、参加しないといけないという想いで、出かけました。

 名古屋を7時29分のこだま号に乗車しましたが、車輌には4~5人程で2メーター以上の距離を十分とることができました。焼津駅には、9時10分頃到着し、誰もいなかった弘徳院まで、歩けばいいと思っていましたが、すでに3~40人の人がおり、墓参行進する体制になっていました。日本山妙法寺の方達が、デモ申請をし、宣伝カーもきていました。 花がないので、私は、駅のコンビニで、菊の花を買い、これをもってあるきました。毎年のように9時30分出発で、墓参行進は始まりました。宗教者平和協議会(宗平協)の方々が先頭で、最後を妙法寺の太鼓の方々が歩かれました。50人くらいでしょうか。警察の方も見えました。いつものコースを歩く墓参行進でした。

 墓前祭も参加者が少ないので、私は、始めから最後まで参加できました。満員の例年とは違って、じっくりとお話を聞くことができました。弘徳院・地元焼津仏教界の読経の後、各団体からの挨拶や、各宗教者の祈りまでゆっくりと聞くことができした。89才の司祭などキリスト教の賛美歌、日蓮宗の読経、東西本願寺の正信偈が読まれました。

  静岡県ビキニデー実行委員会の代表からは、本来集会で決議すべきアピール(案)が読み上げられ、少ない参加者でしたが、決議が採択されました。

 山の中腹にある「・・・私を最後にして下さい」の碑へも、余裕をもってお祈りすることができました。

  帰りの新幹線こだま号もがらがらで、十分な距離をとることが出来ました。

 

 

これまでの運動を確信に
.wakaba.jpg平和行進世界大会の成功へ

       愛知県原水協事務局
 

新型コロナウイルス感染はパンデミックの様相を呈し、我々も健康と生命を第一に考え「ニューヨーク世界大会」とニューヨーク市内での集会と行進を中止しました。開催に向かう運動の中で、新たな共同と結集、草の根での運動の活性化を生み出したことを確信にします。世界大会ニューヨークに向けて、昨年9月から約半年間、千人の日本原水協代表団(愛知からは55人)の組織と「ヒバクシャ国際署名」の提出に向けたなとりくみをすすめてこられた団体、地域のみなさんに感謝を述べたいと思います。
原水協は、新型コロナの感染防止は世界が協力すべき問題であり、人類の生存と平和のために活動する私たちがとりくむことは当然であることと同時に、核兵器の廃絶は、変わることのない重要かつ緊急の課題であると考えています。さらに、医療基盤の崩壊や発展途上国の危機的状況がひろがっているもとで、大国が核兵器による脅威を人類に与え続け、莫大な費用を核開発に注ぎ込んでいる態度を問わなければなりません。
8月の世界大会の意義はきわめて重要になっています。世界大会をこれまで通りのやり方で開催することを前提にし、それができない場合にも備えるという姿勢で準備にあたり、大会のオンライン化についても、検討を進めています。世界大会がたんに年に一度のイベントでなく、核兵器の現状、核兵器廃絶の全国的国際的な課題を明らかにし、内外で共同の方向を指し示してきました。NPT再検討会議の開催は、国連から「延期することを提案した」との連絡を受けています。この間の国連での討論では、NPTをめぐり、核大国が「核軍縮」どころか、核軍拡を進めていることへの強い警戒感が出ています。
大会の成功をめざす運動についても、これまでのやり方にとどまらない新しい運動が必要です。世界大会パンフも、国民的に普及できる内容で、国民の関心にこたえ、関心事と結びつけ、すべての団体で、全構成員が読め、社会に普及できるものにしていきます。
平和行進も世界に類例のない運動です。6・9行動では、従来のやり方に加え、「スタンディング」がおこなわれています。5月31日には通常通り平和行進が愛知県に入ってくる事を想定して、準備をすすめます。ただ、コロナ対策として沿道に訴えるサイレント行動などのパフォーマンスを考えながら準備を進めます。
「世界大会ニューヨークのよびかけ」が目標に掲げた「核戦争を阻止し、核兵器の全面禁止・廃絶を達成し、世界の被爆者の援護と連帯」のための行動を、現在の条件に即した総意的なとりくみで継続し、さらに大きく発展させましょう。原水爆禁止世界大会をめざして、5月から始まる国民平和大行進、秋の国連総会をゴールとする「ヒバクシャ国際署名」などの共同のとりくみの成功のために、みなさんの参加と協力を心からよびかけます。
 

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2020/04/07 原水協通信 - 草の根   愛知県原水協事務局

2020年原水爆禁止国民平和大行進 全国通し行進ならびに国際青年リレー行進の中止と東京の行進準備について

平和行進中央実行委員会事務局から下記の発表がありました。

2020年原水爆禁止国民平和大行進

全国通し行進ならびに国際青年リレー行進の中止と東京の行進準備について

2020年4月3日行進事務局

 

先に「各都道府県の実情を踏まえた平和行進」について要請した以降、事務局団体会議では新型コロナウイルスの感染症拡大を踏まえ、参加者と国民の命と健康を第一義に考えること、同時に、平和行進の重要な役割を守り、それぞれの時期と実情を踏まえて、創造的に対応することを課題に、何ができるのかを追求してまいりました。中央実行委員会・都道府県実行委員会の皆さまに、以下の対応へのご協力をお願いします。

 

1.全国通し行進ならびに国際青年リレー行進の中止について

 23日の時点では、コロナ感染を防ぐための措置として、行進者からのアピールを中心とし、市民の行進参加は呼びかけないこと、都道府県にまたがる通し行進は、受け入れ側の意思を尊重することを確認し、都道府県実行委員会の受け入れをお願いしていました。しかし、その後も感染は全国的にも国際的にも急速に拡大しており、海外からの日本への渡航はもちろん、国内的な移動も、いっそう警戒が必要になっています。

 事務局団体会議では、この実情を踏まえ、ことしは全国通し行進、国際青年リレー行進を中止することで、皆様に理解と協力をお願いすることにしました。被爆75年ということで意気高く準備してこられた皆様には、歩く側も受け入れる側にとっても大変悔しい決断かと思います。来年の行進にはぜひ歩いていただきたいと思います。

 

2.5月の夢の島の出発、都内の行進について、

 東京では、いま現在、一日の感染発生数が100件に上っており、なお、上昇ラインを辿っています。同時に、国民の運動は、私たちの6・9行動、国民的な「総がかり行動」などそれぞれが、発生を抑え、マスクを着用しながらサイレントアクションとして、被爆写真で訴え、署名を集めるなど多くの工夫を凝らして、国民の世論を支えています。

 5月6日の夢の島の出発も、参加者の自発的意思を尊重し、コロナ感染防止に細心の注意を払いながら、都民にアピールできる創意的な方法を検討しています。

 同時に、参加者や都民、国民の健康と命を守ることは最優先事項です。従って、もし現状が収束せず、感染拡大の上昇が続く場合には、中止と判断することがありうることをご理解ください。

 最初に出発する東京の状況として5月6日に関しては、状況に合わせて何ができるのか可能性を当日ぎりぎりまで追求し、緊急事態宣言およびそれに準ずる措置が講じられた場合には行進を中止する判断をします。ただし、全国一律の措置ではありません。

 

3.各都道府県の行進について

先の要請文書に対し、「従来通りの行進を前提にしているのでは?」というご質問をいただきました。事務局団体としての考え方は、1、2、のそれぞれの項目にある通りですが、同時に、現在のコロナの感染状況は、都道府県によって大きな違いがあり、また、3カ月にわたる行進ですから、時期によっても違いが生まれます。

検討にあたっては、新型コロナウイルス感染の状況を踏まえつつ、「核兵器廃絶」をひろく市民に伝えるために何ができるのか、知恵を出し合ってください。その際、先に要請しました「不特定多数の市民に参加は呼びかけない」「朝の時点で発熱、咳、だるさなどがある場合は参加を取り止める」、「マスクを着用する」などに加えて、「参加人数、行進時間、人との間隔、集会の規模」も考慮してください。人命が何よりも大切です。十分に議論し、具体化してください。

 

以上

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2020/04/03 県原水協のニュース   愛知県原水協事務局